ひなぎく幼稚園 - 学校法人 浅沼学園

ひなぎく幼稚園

ひなぎく幼稚園の教育ビジョン

いきるちからの基礎を育む

幼児期は、子どもたちが大人になっていく上で、「いきるちから」の基礎を育む重要な時期です。では、「いきるちから」とは何でしょう。学力でしょうか、それとも特別な能力でしょうか。もちろんそれも大切です。しかし、学力や能力はあくまで生きるための一つのツールでしかありません。私たちは、子どもたちが大人になったとき、社会でたくましく生きるために今、何が必要かを考えます。

主体性を育む

自分で自分の未来を切り開くためには、自ら「感じ」「考え」「行動する」ことが必要です。私たちは、大人が計画・設定する活動をあえて少なくすることで、子どもたちが自らの意思で自らの園生活を作り上げる時間と空間を大切にします。大人が導 く ことはもちろん重要ですが、それだけ では 「 いきるちから 」 は育ちません。遊びを中心とした活動を自由に選択し作り上げることで、主体性や自発性が育つ。私たちは、子どもたちのやる気やアイデアに気づき、広げ、ヒントを与えることで子どもたちの健やかな成長を助けます。

非認知能力を育む

非認知能力とは、学力やIQのように数量化できない、意欲・協調性・コミュニケーション力・忍耐力・自己抑制力などの「社会情緒的能力」のことです。いくら勉強ができて学歴が高くても、この非認知能力が低ければ社会では決して成功しません。非認知能力を伸ばす ため には、子どもが自分らしく振舞うことができる安心感が前提となります。その上で、自らの力でやってみたいと思うことをあらゆる環境の中で実現していくことが重要です。園生活では、遊びを中心としたこのような活動をたくさん経験させることで、子どもたちの非認知能力を育てます。

たとえば、 家やマンションも基礎が脆弱であれば、いくら豪華な建物を建てても何かあればすぐに傾き、最悪の場合 は 倒れてしまいます。地上に見える建物の豪華さばかりに 気を取られる のではなく、地中に埋まっている基礎 こそ 大切にしたい。そして、社会に出たとき、自分なりの役割を担える大人になってほしい。 私たちは、 20年後、30年後、もっと先の姿を想像しながら目の前の子どもたちへの教育を実践しています。